話題の書籍「カイゼン・ジャーニー」はメルカリやヤフオクでも購入者が圧倒的に多くて販売中の品が切れているのも珍しくない書籍ですが、無料で読むことが出来ます。 今日はそのやり方を紹介したいと思います。 カ…
「ソフトウェアの核心にある複雑さに立ち向かう」をテーマとして、ソフトウェア開発を成功させるための手法「ドメイン駆動開発」の提唱者による書籍です。中級者~上級者向けで表現もちょっと難しい内容ですが、システム設計を行う立場であれば一度は目を通しておきたい書籍です。
システム開発を成功させるためのノウハウ
業務知識をかみ砕き、ドメインエキスパート(機能要件について最も知識を持つ人)と開発者、コード間で共通の言語(ユビキタス言語)を定義することの重要性から始まります。
綺麗なコードを書くための本ではありません。日々変化していくビジネスに合わせて求められるシステム開発の本です。
以下のキーワードを基に実践されたノウハウがまとめられています。
・チームで一つの共通言語
・ビジネスロジックを凝集したドメインモデルを中心とした設計
・レイヤー層(ユーザインタフェース層、アプリケーション層、ドメイン層、インフラストラクチャ層)
(それぞれのレイヤーで関心事を分離し、責務・凝集度・依存関係を明確にするアーキテクチャパターン)
・境界付けられたコンテキスト
翻訳された書籍で分かりやすいとは言えませんが、本書のキャッチコピーは嘘ではありませんでした。
心を動かされた方はぜひ読んでみて下さい。
達成を誓うすべてのITプロフェッショナルに奉げる世界的名著
目次
- 第1章 知識をかみ砕く
- 第2章 コミュニケーションと言語の使い方
- 第3章 モデルと実装を結びつける
- 第4章 ドメインを隔離する
- 第5章 ソフトウェアで表現されたモデル
- 第6章 ドメインオブジェクトのライフサイクル
- 第7章 言語を使用する:応用例
- 第8章 ブレイクスルー
- 第9章 暗黙的な概念を明示的にする
- 第10章 しなやかな設計
- 第11章 アナリシスパターンを適用する
- 第12章 デザインパターンをモデルに関係づける
- 第13章 より深い洞察へ向かうリファクタリング
- 第14章 モデルの整合性を維持する
- 第15章 蒸留
- 第16章 大規模な構造
- 第17章 戦略をまとめ上げる
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