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PCゲームのオンライン販売最大手のSteamが販売するSteam Linkを使うことで、無線LAN環境下でも快適にパソコンゲームをリビングのテレビでプレイすることが出来ます。公式では有線LANの接続を推奨していますが、無線LANで充分に遊べる環境が構築できたので、我が家の環境を紹介します。
Steam Linkとは
Steamのゲームをテレビでリモートプレイするため、Steam運営元のValve社が販売している端末です。
ゲームを快適にリモートプレイするために設計されているため、アクションゲーム等の動きが激しいゲームでも遅延も少なく充分にプレイできます。
また、マウス・キーボード・コントローラなどをSteam Linkに接続してUSB接続でき、デスクトップを呼び出して通常のリモートデスクトップとしても利用することが出来ます。
充分に遊べる基準
Steam Link自体、FPS(BattleField)や格闘ゲーム(ストリートファイターV)等をプレイするには有線でも厳しいです。
初心者のうちは良いかもしれませんが、腕前が上がってきたときには数フレームの遅延は致命的な足枷になります。
そのため、ここではアクションゲーム(モンスターハンターワールド)やレーシングゲーム(Dirt Rally)がプレイできる程度を充分に遊べる基準とします。
快適に動く環境のハードウェア要件
・パソコンスペック
ネットワーク以前にスペック自体が不足しているとここがボトルネックになります。
ビデオ設定を落としたら快適に動くけど上げると止まるような場合はパソコンスペックが不足している可能性があります。
快適に動く環境のネットワーク要件
・ルーター
無線LAN規格「IEEE802.11ac」で接続する必要があるため、ac規格に対応したルーターを用意する必要があります。
(プロバイダや回線事業者からレンタルしている場合に古くて未対応の場合、問い合わせると新しいルーターに交換してもらえる場合があります)
ac規格は最大速度6.9Gbpsで5GHz帯で通信を行うため、家族が無線LANを使っていても帯域に余裕が持てます。
また、2.4Ghz帯ではないので電子レンジを使ってもネットワークが切れることはないので安心です。
g規格(54Mbps)ではダメ?
当初、我が家ではパソコン – ルーター間は無線LAN「IEEE802.11g」で接続していました。
Steam Linkが快適なストリーミングを行うためのネットワークの要件は、安定して毎秒30Mbps出ることのため、g規格(54Mbps)でも速度が出ていればOKと思っていました。
・・・が、結果は問題アリでした。
ほとんど快適にプレイ出来るのですが、時々1~5秒ほど画面が止まってしまっていました。(入力は受け付けられる状態)
✳家族が使っていて帯域が混雑している訳ではなく、日常的に起きていました。
→ac規格に変更してネットワーク速度に余裕が持てたことで解決しました。
ac規格に対応するための無線LAN子機
TP-LINKのArcher T4UHを使って接続しています。
安定して高速通信を行える必要があるので、本体のノイズの影響を避けて電波も確実につかむ必要があります。
この端末は、USBコネクタと本体の間に延長ケーブルが付いており、アンテナも内蔵ではなく二本独立しているのでピッタリでした。
このモデルの通信速度(5GHz帯)は最大867Mbpsなので、日常用途でも充分です。
当初、本気のPCI-EXPRESS接続のASUS PCE-AC68の方が間違いない!と意気込んでいましたが、高すぎでした。
安く済ませられないかと他に良さそうな物を探したところ、Archer T4UHで充分でした。
他社製でも条件を満たせば問題ありませんが、店頭でよく見るスティック型のUSB接続タイプは内蔵アンテナの数が少ないと最大速度が低くなってしまいます。
ac規格に対応しているだけではなく、最大速度も確認して下さい。
結果
電波良好、600Mbpsほどの充分な帯域のac規格でパソコン – ルーター – Steam Link間を接続すれば、有線接続でなくても安定したリモートプレイが出来ました。
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