30代で自動二輪免許を取った話

30代で自動二輪免許を取った話

35歳で自動二輪免許を取得した体験談をまとめます。

わたしのスペック

取得しようと思ったきっかけとかはすっ飛ばして、体験を語っていきたいと思います。

  • 年齢: 35歳
  • 身長: 170cm
  • 保有免許: 普通自動車免許(MT) ただオートマしか乗っていない
  • 運動神経: 特にスポーツはしていないが良い方
  • 仕事: IT系デスクワーク
  • 筋肉: ない

普通二輪MT免許の取得に向けて

普通自動車免許を持っているので学科は免除されて技能教習のみです。
教習は大きく1段階(9時限)と2段階(10時限)に分かれており、最後に卒検に合格すれば自動二輪免許取得となります。
また、1段階・2段階の最後に教習内容が身についているのか「みきわめ」が行われ、これに落ちると補習となります。

1段階

1段階でバイクの操作を学びます。

No 項目名 項目目標
1 車の取扱い 安全な運転の前提として、エンジン停止状態における取扱いができる。
2 自動車の機構と運転装置の取り扱い 運転装置の機能等や自動車の走行の原理を理解するとともに、各装置の正しい取扱いができる。
3 運転姿勢 安全を意識した乗り降りができ、正しい運転姿勢がとれる。
4 ブレーキ操作の仕方 各種のブレーキ操作ができる。
5 発進及び停止の仕方 正しい操作手順で発進と停止ができ、バランスが崩れたときの対処の仕方を理解する。
6 変速操作の仕方 変速チェンジの手順と操作が正確にできる。
7 安全走行 四輪車、二輪車の死角を理解し、情報を的確にとることができる。
8 円滑な発進・加速 周囲の状況に応じた、確実、安全な発進及び加速ができる。
9 速度の調節 円滑な加・減速及び意識した速度を保つことができる。
10 ブレーキ操作 前後輪、エンジンブレーキの特性をつかみ、思いのまま安全かつ円滑で確実な制動ができる。
11 バランスの取り方(直線) 直線路を安全にバランスをとり走行できる。
12 バランスの取り方(曲線) 曲線路を安全にバランスをとり走行できる。
13 車両特性を踏まえた運転 車の傾き具合等二輪の車両特性を意識し、注意深く路面の状態を掴むことができる。
14 坂道の通過 勾配に応じた速度やギアを選ぶことができ、円滑に通過することができる。
15 坂道における停止及び発進 上り坂及び下り坂での停止や発進が安全かつ円滑にできる。
16 オートマチック車の運転 オートマチック車の特性を理解し、基本的な操作と走行ができる。

1段階は9時限(内1時限みきわめ)なので毎時2個ずつクリアしていく必要があり、意外と時間がありませんでした。
この中にはよく耳にする試験課題の 一本橋、スラローム、クランク、S字 も含みます。

1段階の現実

普段10kg程度のクロスバイクには乗っていたので、そのノリでバイクを動かしたら私は初日からバイクを倒しました。
バイクは200kgほどあるので、ある程度傾いたら支えきれず倒すしかありませんでした。

そんな調子でしたが1限目で半クラッチから発進してギアは変えずにローギアのままでコースをぐるぐる回るところまでやって終わりでした。
また、MTの自動車免許を持っていたからか半クラッチやマニュアル車の発進の仕方などは何も説明なく、「じゃあ、発進してギア変えずに一周してみて」しか説明はありませんでした。

非力な私はクラッチを握る左手と倒したバイクを起こすのにすべての力を使い切って、教習後は筋肉痛でした。
1日2時限まで教習を受けることが出来ますが、最初の頃は連続して受けるのは避けて1日1時限か間に1時限休憩を入れることをオススメします。

バイクを一度も倒さずに免許取得される方もいますが、教習所のバイクはガードがあちこちに付いていて倒しても問題ないようになっているので、なるべく教習中に倒した方が良いです。
私も1段階の時は限界を知っておきたくて毎時限倒していました。

どのぐらいのスピードでどのぐらいハンドルを切ったら倒れるのか
ステップやガードが擦りそうになるぐらい傾けてみてアクセルONで車体が起きる感覚を経験する

など、自分のバイクでは絶対試せない無謀なことが出来るのは教習所だけです。

1段階みきわめ

みきわめは教習所によって基準が変わるようで、甘いところはちゃんと乗れていなくても卒検までに乗れるようになれそうだったらOKという場合もあるそうです。
私の通っていた教習所では過去に救急車を呼ぶほどの事故が二輪であったからか、厳しめだったように思います。

みきわめ合格の条件は明確で、試験課題をそれぞれ5回行い、内4回以上成功できなければ不合格でした。
課題の成功の基準は卒検と同じ以下の基準です。

課題 条件
一本橋 落下せず7秒以上で通過すること
スラローム コーンに接触せず8秒以内で通過すること
クランク コーンに接触せず通過すること
S字 縁石に接触せず停止することなく通過すること

私は一本橋に一回落ちて失敗しただけで他は成功したので1発でみきわめを通過できましたが、免許取得後に振り返ってみてもちょっと厳しいんじゃないかな、と感じます。
事実、同年代っぽい男性は1時限のみきわめがクリアできずに何時間も補習をしており、免許取得を諦めることを話されていました。
1回の補習は大体5、000円、再度みきわめを受けるために5,000円かかるので、再チャレンジには約1万円かかります。
なお、みきわめを受ける基準に達していないと判断されると、チャレンジする以前に補習を入れられるそうです。

妙に厳しい気がしましたが、2段階に上がってみると40km/hの速度を出す急制動を行うため、バイクの操作を確実に出来ないと本当に危険だからだと納得しました。

2段階

2段階では交通規則に沿った運転を学びます。
標識や車線、信号機、障害物、坂道発進、急制動などを覚えていきます。

ぶっちゃけ自動車免許を持っている場合は2段階のほうが簡単です。
交通規則は基本的に車と同じなので難しいことはありませんでした。

坂道発進や急制動が苦手な方もいますが、1回1回のスロットルやブレーキの強さをよく考えながら調整していけばOKな状態が分かるようになります。

卒検

卒検では一発で検定中止になるものに注意していつも通り走ることで一発で合格できました。
ただし、2段階最終で卒検コースを一人で走って練習している時は何回か一発で検定中止になることをやらかしていました。

1つは優先順位です。
練習や卒検中でも他の教習生の車・バイクは教習所を走っています。
外周の大きな道を走っている車の通行を邪魔するタイミングで合流すると一発で検定中止となります。
自動車免許を持っていて長年一般道を走っている人こそ陥るのですが、教習生の運転する車の速度はめちゃくちゃ遅いです。
40km制限の道を10kmも出てないんじゃないという速度で走っているので、「ちょっと近いけど速度が遅いからいける」と思って合流するとアウトです。

もう1つは黄色信号です。
私が通っていた教習所には歩行者信号がなく、信号が青から黄色へ変わるタイミングが予測出来ませんでした。
その場合、無理なブレーキになるほど交差点に進入していたらそのまま通過して良いですが、ブレーキを掛ければ止まれるタイミングなのに通過したら検定中止です。
ブレーキを掛けても停止線から少しでもはみ出していたら検定中止とする場合もあるようですが、これは試験官にもよるのか多少のはみ出しであれば乗ったままバックして停止線前に戻ればOKとされる場合もありました。

また、赤信号の右矢印も要注意です。

終わりに

バイクは誰でも乗れるようになると思いますが人によって乗れるまでの時間にかなり差があるように思います。
そして補習となった場合、金銭的ダメージもありますが「また補習になったら..」とか「検定に落ちたら…」という精神的なダメージが大きいと思いました。
幸い、私はストレートに免許取得できましたが補習は 未熟なまま免許取得して路上で事故を起こさないため なので教官に安心してOKを貰えるようになるまで受けたほうが良いと思います。

自動車学校を選ぶ時、安心パックなるものがある学校も多く、通常料金+3〜5万円ぐらいでどれだけ補習や再検定・卒検を受けても追加料金が掛からないものもあるので自身がない方は絶対に安心パックに入ったほうが良いです。

ちなみに2024年春ごろから教習車がCB400SFから400Xへ変わるそうです。
現在のCB400SFは酷い状態で誤魔化しながら延命しているような車両も多いので、2024年以降まで待つのもアリだと思います。

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