manjaro GNOMEのタイル型ウィンドウマネージャーの使い方

manjaro GNOMEのタイル型ウィンドウマネージャーの使い方

manjaro linux に追加されたタイル型のウィンドウマネージャーのようなタイルモードの使い方について記載します。

気軽にタイル型ウィンドウマネージャーを試す

ウィンドウマネージャーといえば i3-wm が有名ですが、ウィンドウに留まらずデスクトップマネージャーごと切り変わるので、諸々の設定を全てやり直しになるので敷居は高めです。
そんな中で、manjaro linux にデスクトップ環境はそのままでタイル型ウィンドウモードを実現する機能が実装されました。

インストール

2020 年 12 月現在、manjaro linux をインストールすればデフォルトでインストールされています。
機能を有効にしていきます。

Layouts Switcher

Layouts Switcherを起動します。

Layout からManjaroを選択します。

Settings からWindow Tiling (Pop-shell)を有効に変更します。

タイル型とは

標準的な動きは以下の通りです。
1 枚目を開くとフルスクリーンで開かれます。
2 枚目を開くと、左右に分割されます。
3 枚目を開くと、ウィンドウが分割されて開かれていきます。
2-3 枚目を閉じると、1 枚目が自動的にフルスクリーンで開かれます。

Adjustment mode

Super + Return (Windows + Enter)を押すと、アジャストメントモードに移行します。
このモードの間は、ショートカットキーがウィンドウ操作専用のキーに切り変わります。

名称 ショートカットキー 操作
Adjustment mode Super+Return アジャストメントモードに移行
Apply changes Return 変更内容を確定
Cancel changes Esc 変更内容をキャンセル
Change current window orientation o ウィンドウの配置を回転
Move window down Down ウィンドウを下へ移動
Move window left Left ウィンドウを左へ移動
Move window right Right ウィンドウを右へ移動
Move window up Up ウィンドウを上へ移動
Resize window larger Shift+Right ウィンドウサイズを横に広げる
Resize window smaller Shift+Left ウィンドウを横に狭める
Resize window shorter Shift+Up ウィンドウサイズを縦に狭める
Resize window taller Shift+Down ウィンドウサイズを縦に広げる
Swap window { Up, Down, Left, Right } Ctrl+{ Up, Down, Left, Right } アクティブウィンドウを選択したウィンドウと入れ変える

Stacking mode

Adjustment mode (Super+Return)中にs、または通常でSuper+sでスタッキングモードへ切り替えます。
すると、アクティブウィンドウがタブ化され、ウィンドウサイズが固定されて他のウィンドウを重ね、タブの切り替えが出来るようになります。

ウィンドウの選択

アクティブウィンドウから見て上下左右の位置にあるウィンドウをアクティブに出来るショートカットが用意されています。
位置以外にもスタックされているタブに対しても左右で切り替えることが出来ます。
Alt+Tabで履歴を辿ることなく直感的に切り替えることが可能です。

名称 ショートカットキー 操作
Switch focus to window up Super+Up 上のウィンドウを選択
Switch focus to window down Super+Down 下のウィンドウを選択
Switch focus to window left Super+Left 左のウィンドウを選択
Switch focus to window right Super+Right 右のウィンドウを選択

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