手入れが大変な無垢の床を楽に安く手入れするには|大掃除

手入れが大変な無垢の床を楽に安く手入れするには|大掃除

汚れやすく手入れが大変な無垢の床を継続してメンテナンス出来るように実践している方法を紹介します。
住んでいる間ずっと手入れしなければならないので、最大限お金を掛けずに継続して手入れしましょう。

楽な手入れを実践する前は…

我が家では杉の床材で新築してから3年程経ちましたが、年末の大掃除の時に年1回、蜜蝋ワックスを塗っていました。
方法はスポンジで床全面を磨いていたので、1日ではとても終わりませんでした。
また、キッチンなどの水を使う場所では蜜蝋ワックスを塗っていても徐々にツヤも無くなり水垢のような跡が付いてきました。

ポリッシャーを導入

ポリッシャーとは、車のワックスがけや、液体の研磨剤を塗った研磨作業に使用する道具です。
綿100%のバフを取り付け、これに蜜蝋ワックスを塗って磨けば全く力いらずでワックスがけが出来ます!
回転するバフが縦横に機械の力でワックスを掛けていくので、スポンジを使って手作業で磨くよりも早く仕上がりも上々です。

Amazonでも長年ベストセラーになっているシャインポリッシュは2,000円代で購入できます。
交換用のバフも3枚入り400円と非常に安価です。

オススメのワックスは蜜蝋ワックス

無垢の床にオススメのワックスは、天然成分100%の蜜蝋ワックスです。
木材に浸透しながら表面に膜を作って保護します。
小学校で塗るようなワックスと違って、テカテカにならずに自然なツヤが出ます。

シンナーや石油系の有害成分は含まれていないため、ワックスの臭いが苦手な方やお子様、ペットがいる家庭などには特にオススメです。

蜜蝋と組み合わせる油の種類によって金額が大きく変わってきます。
油の種類によって質感や色の変化が変わってくるため、好みに応じて選びましょう。

コスト優先のため、ブランドやラベルも付いていないOEMの蜜蝋ワックスを紹介します。
中身は有名な国内蜜蝋ワックスメーカーと同じとのことなので、毎年掛かってくるコストなので品質が同じなら見栄を張らずに安い物を選びましょう。

※金額は執筆時点のものです。
時期により変わっている可能性がある為、必ず販売ページで価格をご確認下さい。

亜麻仁油 500g 3,500円

匂い:かすかに匂いはありますが、天然の香りの為、時間経過により無くなります。
色:無着色です。塗布後、経年によりやや茶色ぽく変化があります。
乾性で、乾いた後はサラサラとした質感になります。

荏油(エゴマ油)500g 3,950円

匂い:一番匂いがありますが、時間経過により無くなります。
色:無着色です。塗布経年後、ややあめ色になり、味わいを好まれる方に人気です。
乾性で、乾いた後はサラサラとした質感になります。

なたね油 1,000g 3.500円

匂い:ほぼ無臭に近い
色:無着色です。塗布後、経年しても色にあまり変化はありません。
半乾性で上の二種よりも若干しっとりとした感じになります。
滑ったりベタ付くような感じはありません。
なたね油は非常に安価でコストパフォーマンスが最も高い倍の容量の1,000gがオススメです。

お手入れ方法

ゴミを取り除く

ホウキや掃除機などでゴミを取り除きます。

よくしぼった雑巾で汚れを落とす

あまりに汚れが酷い場合は、よくしぼった雑巾で汚れを落とします。
ただし、木材に水は厳禁なのでベタベタに水拭きすることは辞めましょう。

ポリッシャーで蜜蝋を塗り込む

蜜蝋を湯煎するか、小量ならドライヤーを当てて柔らかくします。
その後、ポリッシャーのバフに蜜蝋を塗り、床の塗る範囲に大まかにポンポンと広げます。
広げずにポリッシャーを動かして塗ると、塗り込む効率が高すぎて塗り初めにほとんどの蜜蝋が塗り込まれてしまいます。

蜜蝋は薄く伸ばしながら塗るのがポイントですが、加減が分からずに全然塗れていないと意味がありません。
慣れれば自然と分かってくるため、最初はあまり気にし過ぎない方が良いです。

ポリッシャーは強く押し当てる必要はないので、振動で動かない程度に軽く抑える程度で充分です。

乾くまで待つ

乾くまで30分ほど待ちます。

ポリッシャーで拭き上げる

乾いたら、ポリッシャーのバフを交換して拭き上げていきます。

後始末

蜜蝋ワックスの注意書きに必ず記載されていますが、蜜蝋ワックスを塗るときに使ったバフをそのまま放置すると自然発火する可能性が高いです!
必ず使用後は、水に長時間付けておくか焼却処分して下さい。

塗布前後の比較

上で紹介している「なたね油」の蜜蝋ワックスを塗布した際の写真です。
お金を貰っているニュース記事ではないので、塗布後の方が良く見えるような写真の加工などは一切していません(笑)
撮影時のカメラの設定は全く同じで、照明などの撮影環境も同じ状況です。

塗布前

塗布後

無垢の床の色が若干濃くなり、自然なツヤが出ています。
塗布前はあまりの汚れで若干ベタ付くような感覚がありましたが、塗布後はサラサラで少しくすぐったい感じです。

まとめ

魅力的な無垢の床を継続して手入れし続ける為には、手作業では間に合いません。
また、毎年ずっとコストが掛かってくるため、安易に高いワックスを買うと続きませんし塗布するときに神経質になりがちです。
あまりに大変だと続かず辞めてしまうため、苦労せずに取り組めるようにやり方を工夫しましょう。

塗り込む作業をポリッシャーで機械化することで手間をなくす
蜜蝋ワックスをOEMの変わらない品質のコストパフォーマンスの高い物を選ぶ

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