屋内換気口をDIYで気密タイプに交換して暖かくしよう

屋内換気口をDIYで気密タイプに交換して暖かくしよう

住宅の換気口を気密タイプに交換すると、冷たい屋外の空気が家に入り込むことがなくなります。

住宅の換気口とは

24時間換気が義務付けられているため、どのような家にも換気口が何箇所かついています。
そして、特別な換気口でない限り、換気口からは冷たい風が流れてきます。

これは屋外の空気と入れ替えるための換気口なので外壁まで貫通する直径10~15cmの丸い穴です。
換気する場合は部屋の暖かい空気が排出され、代わりに屋外の冷たい空気が入ってきます。

換気口の種類

換気口には様々な種類があり、自宅の換気口がどのタイプなのか把握しておきましょう。

第1種換気

機械によって強制的に換気する仕組みの換気口で、熱交換式であれば屋外の冷たい空気を暖めてから取り込むので換気によって寒くなることはありません。
ですが、代わりに電気代や専用フィルターの交換費用等のランニングコストが掛かります。

初期費用やランニングコストも高いため、第1種換気を導入している場合は家主の方は把握していると思います。
※この記事では第1種換気は対象ではありません

第3種換気

自然の空気の流れに任せて換気します。
換気口には様々な種類があり、安いものから以下のようになります。

  1. 換気口にカバーが付いている
  2. 換気口にプッシュ式の気密カバーが付いている
  3. 換気口にカバーとファンが付いている
  4. 換気口にカバーとファンに加えて気密カバーが付いている

自宅の換気口をDIYで交換する場合のポイントは、自宅に適した交換用の製品を購入することです。
交換作業は誰でも出来る簡単作業です。

自宅のファン付きの換気口を交換した例

まず、自宅のファン付きをファン&気密カバー付きに交換した例です。
気密機構が分かりやすいようにカバーを外した状態です。

壁のスイッチで換気口のファンをオン・オフ出来るタイプです。
オンにするとファンが回るとともにフィルターが自動で開き、
オフにするとファンが止まるとともにフィルターが閉じます。

交換手順

作業は誰にでも出来てドライバー1本で出来ます。

取り外す

プラスネジで固定されているだけなので、ネジを緩めて取り外します。
ファンが付いている場合は電気配線を外します。

※私のパナソニックの製品は押さえながら引っこ抜くだけで外れますが、電気配線は電気工事士の資格が必要です。

設置する

新しい気密タイプの電気配線を製品に押し込んで繋ぎます。
本体を換気口のパイプに押し込み、ネジとドライバーで固定したら完了です。

ファンが付いていない場合は電気配線の作業がないだけです。

自宅に適した換気口の見分け方

自宅の換気口にファンが付いている = 換気口に電気配線が来ているため、電気式を選択する必要があります。

換気口を覗いてみてファンが常に一定速度で回っていたり、照明スイッチのように換気用スイッチが存在する場合はファンが付いています。
また、換気口からコードが伸びてコンセントに刺さっている場合も電気式です。

それ以外は電気配線が来ていない、換気口にカバーが付いているだけのタイプになります。

換気口にカバーが付いている(ファンなし)

換気口がプッシュ式になっており、押し込むことで換気口が塞がって密閉できるようになります。
換気したくない場合は換気口を塞ぐことで冷気を遮断できます。

サイズがφ100用とφ150用で分かれているため、購入時に間違えないように選択しましょう。
単純にφ100は穴の直径が100mmで、φ150は穴の直径が150mmです。

形状は丸いタイプもあります。

花粉やほこりが気になる場合は、フィルターを付けましょう。

屋外の騒音や風切り音などが気になる場合は、防音材を換気口のパイプを入れます。

換気口にファンが付いている

パナソニックの製品が定番で、我が家に付いているタイプです。
上の動画で紹介されている製品がこちらです。

コンセントに差し込むプラグコード式も用意されています。

その他、場所に応じて便利な機能がついた高気密タイプも用意されています。

脱衣所におすすめの湿度センサー付きです。
設定湿度を超えたら換気ファンが動き出して湿気がなくなればファンが自動的に停止します。

トイレにおすすめの人感センサー付きです。
人を感知して退室後、在室中の感知時間プラス5分(最大15分)の残遅運転が行われます。

住宅カテゴリの最新記事